神奈川県店舗デザイン【めがねSHOPの事例】
TAKE MEGANE様
ご夫婦で営む めがねSHOP
TAKE MEGANE様は弊社代表の友人のお父様が30年以上経営している、地元に根付いためがねSHOPです。
メガネ屋さん自体はご夫婦で経営されており、ご夫婦揃って品のあるオシャレな方です。
しかし、これまでの店舗はシンプルな外観・内装で、ご夫婦もしっくりきていない様子でした。
そこで今回、私たちがリノベーションを行うことになったのです。
店舗リノベーションに至った経緯
前提として、TAKE MEGANE様でこれまでにリノベーションやリフォームを行わなかったわけではありません。
しかし、実際に手を加えてみても中途半端になってしまい「こんなものだろう」という気持ちもあったそうです。
そこに、建て替えによる移転というきっかけがあり、今回のリフォームに至りました。
今後もめがねSHOPを続けたいという想いや、オシャレなめがねSHOPにしたいという気持ちを、このようなきっかけがあるまで表に出せなかったのだと思います。
「なんとなくオシャレにしたい」
店舗デザインのコンセプトが決まるまで
TAKE MEGANE様からの元々の要望は「なんとなくオシャレにしたい」でした。
イメージは、パリにある老舗めがねSHOP『Lafont』。
しかし、これといった明確なイメージがなかったために、ご夫婦と画像(ピンタレスト)を見ながらイメージを固めていきました。
「どの画像が好きな雰囲気なのか?」
「その画像のなかで特に好きな部分はどのあたりなのか?」
など、細かくヒアリングしながら、イメージをすり合わせていきました。
ここで大事にしているのは、こちら側で「こんなイメージが好きだろう」と決めつけてしまわないことです。
こちら側で「こういうのが好きだろう」と思っていても、意外と「そっちのイメージなんですね」ということもあります。
そのため、弊社側で勝手なイメージは作りません。
あくまで、お客さまに寄り添いながら、お客さまが描いている頭の中を形にするのが私たちの仕事だと考えています。
また、弊社では
「それはできません」
「それよりもこっちにした方が良い」
のような言い方はしません。
「このイメージならこんな風にもできます」
「これは設計上難しいけど、この形ならできますよ」
といったように、代替え案を提案しながら、お客さまのイメージに合うように進めていきます。
今回の事例では、無事にご夫婦のイメージしている「オシャレなめがねSHOP」の雰囲気が固まり、納得いただいた上でリフォームに着手できました。
リニューアルオープン後、お客さまの層が変わった
「私たちのやりたいことはこれだった」
リフォーム後、変化したのは外観・内装の“見た目”だけではありません。
まずは、ご夫婦の服装です。
店舗に合わせた洗練されたオシャレな服装を毎日選んで営業しているそうです。
元々オシャレが好きなご夫婦なので、毎日のファッション選びも楽しんでいると伺いました。
もう一つが、お客さまの層の変化です。
これまでのシンプルなメガネ屋さんは“視覚を補助するためのメガネを購入するため”に訪れるお客さまが多かったそうですが、今の店舗になってからは“オシャレとしてメガネを購入する”お客様の層が多くなったそうで、若年層のお客さまも増えたと伺っております。
この結果に、ご夫婦も大変満足されていて「自分達のやりたいことはこれだった」という感覚を得たように感じます。
つまり、TAKE MEGANE様が見せたいメガネ屋というのは「いわゆるめがねSHOP」ではなく「ファッションとしてのめがねSHOP」だったのです。
今回のリフォームで外観や内装の「見た目」ではなく、ブランディングも確立されたのではないでしょうか。